子どもと一緒にサウナに入るのはアリ?
2024年11月22日
自分の子どもがサウナに興味を持ったり、子どもと一緒にサウナに入りたいと思っていたりする方もいるでしょう。
しかし、小さな子どもの場合、何歳からサウナに入っても問題ないのか気になるところです。
まだ体温調整機能が発達していない子どもとのサウナはリスクがあるため、大人と同じ入り方をしないように注意が必要です。
そこで今回は、サウナに入れる年齢やメリット、一緒に入る際の注意点をご紹介します。
家族で一緒にサウナを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
サウナは何歳から入れる?
サウナに入れる年齢は何歳からなのか、まずは年齢制限についてご紹介します。
サウナ入浴に厳密な年齢制限はない
サウナへの入浴に年齢制限は存在しません。
サウナの本場であるフィンランドでは、初めてサウナに入る平均年齢が0歳4~5ヶ月と言われており、新生児の頃から入っている家庭は少なくありません。
ただし、子どもは体温調整をする力が弱く、体への負担も大きいことから年齢制限をかけている国も多いです。
また、フィンランドのトゥルク大学の研究では、10歳以下の子どもは自律神経が未発達であるため、高温のサウナに適応できず、血圧が下がってしまう結果が明らかになっています。
5歳未満の子どもだと、1回あたりの拍出量も低下し、より大きく血圧の低下を招くリスクがあります。
この研究結果に基づくと5歳未満の子どものサウナは基本的に控えた方が良いでしょう。
サウナ施設によってはルールがある
日本ではサウナ入浴の年齢制限はありませんが、施設ごとにルールが決まっていることが多いです。
例えば、衛生上の関係でオムツが外れていない子どもは入れない、一定の年齢までは保護者同伴といったルールが設定されています。
何歳からでもサウナに入ることは可能ですが、サウナ施設ごとに定められたルールを確認し、それを守って入浴を楽しむようにしてください。
子どもがサウナに入るメリット
リラックス効果や美肌、デトックスなどの効果を期待してサウナに入る人が多くみられますが、子どもにとっても嬉しい効果が期待されます。
幼稚園児に週1回サウナに半年間行かせたところ、サウナに行っていない子どもと比べて病気で休む人数が半減したそうです。
また、気管支喘息の子どもをサウナに通わせることで、症状の改善に期待できることも報告されています。
ただし、サウナは子どもの体には負担が大きいため、医師と相談した上で入るようにしましょう。
子どもと一緒にサウナを楽しむための注意点
何歳からでも入れるサウナですが、体温調整機能が発達していない子どもは工夫してサウナに入る必要があります。
ここで子どもと一緒にサウナに入るための注意点を見ていきましょう。
サウナデビューは意思表示ができるようになってから
子どもがサウナデビューするタイミングは、意思表示ができるようになってからがおすすめです。
「暑い」「喉が渇いた」などの不快感を示せないと、その状態に大人が気付けない可能性があります。
子どもが無理してサウナに入らないためにも、自分の意思をはっきり伝えられるようになってから入るようにしましょう。
衛生面の都合からオムツが外れていない小さな子どももサウナに入るのは避けましょう。
10歳未満は保護者同伴で入浴する
10歳未満の子どもは必ず保護者同伴でサウナに入浴してください。
小さな子ども一人だけだと、入浴中の具合が悪くなっても、どう対処すればいいのかわかりません。
そのため、大人がしっかり様子を見て、タイミングを見計らってサウナ室から出るように促すことが求められます。
他にも転倒や火傷といったケガや、マナーを守れず周りに迷惑をかけてしまう恐れがあるので、監視することも保護者の役目です。
サウナ施設によって同伴が必要な年齢が設定されていることもあるので、施設ごとのルールを守って付き添うようにしましょう。
低温かつ短時間でサウナを楽しむ
子どもがサウナに入る時は、低温で入れるサウナを選びましょう。
体温調節機能が弱いため、高温のサウナは体に大きな負担がかかってしまいます。
ただし、子どもが長時間サウナに入ると脱水症状や具合が悪くなる可能性が高いので、短時間で外に出るようにしましょう。
入ったばかりでも子どもが「もう無理」と言ったら、無理せず出るようにしてください。
サウナは3~4セット程繰り返すのが一般的ですが、子どもと一緒に入る時はセット数も2回程度に抑えておきましょう。
水風呂を避ける
子どもがサウナに入る時は水風呂への入浴は控えてください。
本来であればサウナ室から出たら汗を流し、水風呂で体を冷やすのが基本です。
しかし、急激な温度変化は心臓に大きな負担をかけてしまうため、めまいや吐き気などの不調を起こすリスクが高まります。
体温調節機能が弱い子どもは特に注意が必要なので、ぬるま湯のシャワーで汗を流す程度に留めておくと安心です。
こまめに水分補給をする
サウナに入る前や入った後など、こまめに水分補給を取らせてください。
発汗によって体内の水分が大幅に減ると血液量が減ったり、体温が上昇したりするので、めまいや気絶などを招く恐れがあります。
子どもは意識して水分補給を取ることが困難なので、保護者から飲むように流してください。
水分補給はミネラルウォーター以外に、麦茶やスポーツドリンクなどでもOKです。
子どもが好きな飲み物であれば、積極的に飲んでくれるでしょう。
ただし、コーラなど甘いジュースは血糖値の急上昇を招くので避けてください。
また、冷たい飲み物を一気飲みすると温浴効果が半減するので、少しずつ飲むのがポイントです。
付き添う保護者も自身が脱水症にならないためにも、こまめに水分補給を取りましょう。
サウナ室での過ごし方を教える
子どもがサウナに入る時は、事前にサウナ室での過ごし方を教えておきましょう。
一般のサウナ施設では不特定多数の人が同時にサウナを利用します。
子どもが大声で話したり、走り回ったりすれば他の利用者に迷惑がかかってしまいます。
また、サウナは体を綺麗にした上で入り、汗も自分で処理することが求められます。
サウナの基本的な入り方ややってはいけないことを教え、周りの迷惑にならないように入浴を楽しむことを心がけましょう。
家族でサウナを楽しむならプライベートサウナがおすすめ
子どもを含む家族でサウナを楽しみたい時は、プライベートサウナの利用がおすすめです。
プライベートサウナは個室のサウナとなっているため、周りを気にすることなくサウナ浴を楽しめます。
また、一般のサウナ施設は男女で別になっていたり、大人数のグループでの利用はできなかったりすることが多いです。
個室のサウナであれば、男女カップルや家族・友人同士で気軽に入浴できます。
他にお客さんはいないので、子どもがいても周りの目を気にせずにサウナを楽しめるでしょう。
一人で静かに過ごしたい時もプライベートサウナは便利です。
会員制プライベートサウナのプロラボサウナは、富士山溶岩プレートによる遠赤外線サウナを利用できます。
一般的なドライサウナよりも低温で息苦しさを感じにくく、高温のサウナが苦手な方もじっくりととのうを体験できます。
サウナに入りながらカラオケや動画の視聴も可能なので、退屈することなく家族全員がリラックスした時間を過ごせるでしょう。
サウナに入れる年齢に制限はないため、小さな子どもも入ることは可能です。
しかし、体への負担が大きいことを理解し、大人と同じ感覚でサウナに入らないように注意しなければなりません。
保護者同伴や短時間の入浴、こまめな水分補給などを心がけて、子どもと一緒にサウナを楽しんでください。