サウナのNG行為とは?効果を高めるためのルールとマナー

2024年7月24日

サウナ NG行為

サウナは温泉施設や専門施設で楽しむことができますが、正しい入浴方法とマナーの厳守を心がけることが大切です。
サウナの入り方によっては、周りの人の迷惑になるだけではなく、危険性を高める恐れがあります。

今回はサウナのNG行為についてご紹介するので、安全かつ他の人に迷惑をかけずに楽しむための参考にしてください。

危険性を高めるサウナの入り方に関するNG行為

サウナは高温の空間で温浴をしたり、クールダウンのために水風呂に入ったりします。
この繰り返しは体に少なからず負担をかけるため、危険性を高める入浴方法には注意が必要です。

まずは、危険性を高めてしまうサウナの入り方に関するNG行動をご紹介します。

食後すぐの入浴

食後すぐの入浴は、消化不良や胃もたれなど胃腸障害が起きやすいので注意してください。
人間の体は食べたものを消化するために、血液が消化器官に集中します。
しかし、サウナに入ると血液が皮膚表面に集中してしまうため、消化器官に十分な血液が回らず、胃腸障害が起きる原因となってしまうのです。

ただし、空腹状態でサウナに入るのも低血糖を招く恐れがあります。
そのため、サウナ前に軽食を食べて十分な休憩をとってから入ることをおすすめします。

水分補給を怠る

水分補給

サウナに入ると400〜500ml程の汗をかくと言われています。
大量の汗をかくことで脱水症状を招く恐れがあるので、しっかり水分補給をすることが大切です。

入る前には少なくとも500mlの水分を取るようにしましょう。
入浴後も水分補給が必要ですが、失った水分を一気に補給するのは難しいので、外気浴をする際にこまめに飲むようにしましょう。

POINT

水分補給に適しているのは、ミネラルウォーターやスポーツドリンク、ミネラル入りの麦茶などがあります。
ミネラルが入っている飲み物を選ぶようにしましょう。

サウナ直前・直後の飲酒

サウナ直前や直後の飲酒もNG行為です。
アルコールには利尿作用があり、摂取した水分よりも尿として排出される水分の方が多くなる可能性があります。

サウナに入ると発汗効果によって体内の水分が失われるので、入浴前や直後に飲酒をすると脱水症状のリスクが高まってしまいます。
入浴前後に飲むドリンクに特に制限はありませんが、アルコールは避けてください。

1セット目から最上段に座る

サウナの最上段は他の階よりも高温になっています。
1セット目で高温の最上段に座ると体が温度に適応できず、血圧が上昇する可能性があるので気をつけてください。

人によっては脳卒中や動脈硬化、心筋梗塞などのリスクを高めてしまいます。
サウナに入る前に湯舟で体を温める、最初は下の段に座るなどして体にかかる負担を軽減させましょう。

水風呂に入る前にかけ湯・かけ水をしない

水風呂前にかけ湯やかけ水をしないのもNG行為です。
かけ湯やかけ水はかいた汗を流し、水風呂の衛生を保つ意味もありますが、ヒートショックのリスクを下げるためでもあります。

ヒートショックとは、急激な温度差によって血圧が乱高下し、その影響で体の不調を招く現象です。
不整脈や脳卒中、心筋梗塞などの症状を招く恐れがあります。

体が高温の状態で冷たい水にいきなり入ると、温度差によってヒートショックが起きやすくなります。
そのため、かけ湯やかけ水で体を軽くクールダウンさせ、温度差を少なくする必要があるのです。

ケガや体調不良の状態での入浴

ケガや体に痛みがある時、体調不良の時はサウナに入らないでください。
血行が良くなることでケガや体の痛みが強く出てしまう可能性があります。

また、寝不足や体調不良の状態で高温のサウナに入れば、さらに体調不良が悪化し、気絶・意識不明のリスクが高まるでしょう。
サウナは、体調が整っている時に利用するようにしてください。

サウナでのマナーに関するNG行為

マナー

一般的な温泉施設・サウナ施設では、不特定多数の人と共有でサウナを使うことになります。
全員が気持ちよくサウナを楽しめるように、施設ごとに定めているマナーやルールは厳守する必要があります。

ここで、サウナの一般的なマナーに関するNG行為を見ていきましょう。

シャワーを浴びずに入浴

サウナに入る前に体を洗ってから入るようにしましょう。
体が汚れたまま入ると衛生面で悪く、また余分な汚れのせいで汗をかきにくくなってしまう可能性があります。

サウナに入る前に体についた水滴を拭き取ることも大切なマナーです。
濡れたまま室内に入ると、マットが濡れたり、他の人の迷惑になったりします。

POINT

それだけではなく、皮膚表面の水滴を蒸発するのに熱が使われるので、体が温まりにくくなり温熱効果が薄れてしまいます。
サウナの効果を高めるためにも水滴を拭くようにしましょう。

室内でタオルを絞らない

サウナ室内でタオルを絞らない

濡れたタオルを室内で絞るのもNG行動です。
他人がタオルを絞ったことでできた水溜まりを見て不快感を持つ人は少なくありません。

また、濡れたタオルをサウナストーンに絞ってロウリュをするのも迷惑になるほか、ストーブが壊れる原因になる可能性もあるのでやめましょう。

団体で入浴やサウナの中で騒ぐ

サウナの中で騒ぐ

サウナを家族や友人同士で楽しむこと自体は問題ありませんが、グループで占領しないように注意してください。

プライベートサウナなら問題ありませんが、公衆のサウナは皆が使うものなので、一つのグループが占領すると他の人が使えなくなってしまいます。
周りの迷惑を考えて大人数での利用は避けましょう。

また、サウナで騒ぐこともNGです。
小さな声で雑談する程度なら許容範囲ですが、静かに過ごしたい人も多いので、大声で話すことは控えてください。

水風呂に潜る

水風呂に潜る

水風呂に潜る行為は衛生的にNG行為です。
周囲から冷たい視線を浴びたり、注意を受けてトラブルになったりする可能性があります。

水風呂も自分一人のものではないので、頭や首を冷やしたい時はシャワーを使うようにしましょう。

ひと声かけずにセルフロウリュをする

最近はセルフロウリュができる施設が増えていますが、他の人がいる場合、声をかけずにやるのはマナー違反となります。
ロウリュをすると体感温度と湿度が一気に上がってしまい、それが苦手という人もいます。

また、サウナストーンに水をかけた時の大きな音が鳴り、それに驚いてしまう人もいるでしょう。
トラブルを招かないためにも、「ロウリュやってもいいですか?」とひと声かけてからするのがマナーです。

外気浴ゾーンの占領

水風呂から上がったら体を落ち着かせるために外気浴をすることになります。
外気浴をする際は、ゾーンを占領しないように注意してください。

気持ちよくてうっかり眠くなってしまうこともあるでしょう。
しかし、外気浴ゾーンも共有で使う場所であり、スペースに限りがあるので占領しないように気をつけてください。

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今回はサウナのNG行為についてご紹介しました。
サウナは入り方を間違えると効果が半減したり、危険性を高めたりする可能性があります。

また、周りに迷惑をかけないようにマナーやルールを厳守することも大切です。
ご紹介したNG行為を念頭に置いた上で、サウナを楽しみましょう。