サウナで休憩が欠かせないのはなぜ?休憩の重要な目的や効果とは

2023年10月2日

サウナ 休憩 プロラボサウナ

サウナの入り方は、サウナ→水風呂→休憩(外気浴)を数セット繰り替えすのが一般的ですが、施設によっては休憩スペースがなかったり、混雑していて休憩スペースが埋まっていたりすることもあります。
その場合、「水風呂に入ったから休憩はしなくてもいいか」と、次のサウナに入る方もいるでしょう。

しかし、サウナにおいて休憩は重要な目的があり、休憩せずに次のサウナへ入ってしまうのはおすすめできません。
今回は、サウナにおける休憩の目的や休憩スペースがない時の対処法、休憩スペースのチェックポイントを解説していきます。
サウナ中の休憩に疑問を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

サウナにおける休憩の目的

「サウナの後は水風呂だけでも十分クールダウンできる」と考えたことがある方もいるでしょう。
まずは、サウナにおける休憩の重要な目的を3つ解説します。

体温を均一に戻す

サウナの後に水風呂に入ると、火照った体が急激に冷やされますが、あくまでも水風呂は体を外側から一気に冷やすものです。
体の表面温度が冷えるまでの時間と、深部体温が冷えるまでの時間には開きがあります。
そのため、水風呂に浸かる時間が短ければ表面温度は下がっても深部体温は高いままとなり、水風呂から出た後でもじわじわと汗が噴き出てきたり、暑苦しさに襲われたりします。

反対に、水風呂に長く浸かると深部体温は正常でも表面温度が下がりすぎてしまい、水風呂から出た後に寒気に襲われて体の震えが起きやすいです。

POINT

つまり、サウナで上昇した体温を水風呂だけで通常に戻すことはできず、休憩をすることでようやく表面温度と深部体温を均一に整えられるのです。

水風呂で体温が低下した後に休憩せず室内へ戻ると、体の冷えが長く続き、筋肉痛や関節痛、免疫力の低下を引き起こす可能性もあるので、水風呂の後は必ず外気浴などで休憩をしましょう。

自律神経を整える

自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスで成り立っています。
このバランスが乱れると不安や緊張が高まって、頭痛や肩こり、倦怠感、動悸など様々な症状が出現します。
サウナと水風呂では、熱さ・冷たさといった刺激が与えられることで、交感神経が優位に働きます。

一方、休憩中は周囲からの刺激がなく身体も動かさないため、リラックスした状態になって副交感神経が優位に働きます。
休憩をせずに水風呂で終えてしまうと、自律神経のバランスが交感神経に傾いたままになります。
水風呂の後に休憩をしっかりとって副交感神経を優位に働かせ、自律神経を整えられるのです。

血管や血圧を正常化する

サウナで体温が上がると、血管が拡張して血圧が低下します。
逆に、水風呂に入ると血管が縮小して血圧が上昇します。

休憩をせず、すぐに普段の生活に戻ると血管の拡張・収縮のサイクルが短くなり、循環器系への負担が増すと言われています。
サウナ中に休憩を挟まなければ、結果として高血圧や心臓病などのリスクが高まる危険もあるのです。

また、休憩は水分補給の場でもあります。
休憩を取って水分補給をしないと、脱水になり血液の流れが悪くなって熱中症になりやすいです。
さらに血液に粘り気が出ることで血栓が生じやすく、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしかねません。
サウナ後は必ず休憩時間を設け、十分な水分補給を行ってください。

休憩スペースがない時の対処法

サウナにおける休憩の重要性をお伝えしましたが、どの施設にも必ず休憩スペースがあるとは限らず、あっても混雑していて利用できないこともあります。
しかし、そのような場合でも休憩は必須です。
続いては、休憩スペースがない時の対処法をご紹介します。

浴室内の椅子に座る

「休憩はどうしても外気浴でなければならない」というわけではなく、内気浴でも十分体を休めることは可能です。
外気浴スペースがなければ、浴室内にある椅子に座ってじっとしているだけでも問題ありません。
背もたれがある椅子なら、よりリラックスできます。

湯船のヘリに腰掛ける

混雑状況などにより、浴室内の椅子に座ることが難しい場合は、湯船のヘリに腰掛けるのもおすすめです。
ただし、他の利用者の邪魔にならない位置に腰掛けるようにしましょう。

サウナではどこで休憩するかよりも、いかに素早く休憩場所に移動できるかの導線が大切とも言われています。
サウナに入る時はあらかじめお客さんの状態や、サウナ室または水風呂に近い場所に目星をつけておくことが理想です。

脱衣所で休む

浴室内でゆっくり休憩が取りづらい場合は、脱衣所で休憩しても良いでしょう。
脱衣所内でもおすすめの休憩場所が、窓や扇風機近くの風に当たれる場所です。

水風呂を上がってから1〜2分がととのいタイムのピークなので、水風呂から遠すぎない位置がベストです。
とはいえ理想に捉われすぎず、ルールやマナーを守った上で施設や状況に合わせて、リラックスできる場所を選ぶことが大切です。

休憩スペースの有無に加えて椅子の種類もチェックしよう!

休憩スペースがない場合の対処法を紹介しましたが、確実に休憩スペースで休みたいという方は、やはり事前に休憩スペースの有無や混雑状況を確認しておくべきでしょう。
さらに、よりリラックスするには休憩時の体勢も重要なため、休憩スペースに設置されている椅子の種類もチェックしておくことをおすすめします。
ここでは、サウナの休憩スペースに設置されている代表的な椅子の種類や特徴をご紹介します。

ガーデンチェア

ガーデンチェアは、名前の通り屋外の庭などで使用される椅子で、サウナの休憩スペースに設置されている椅子の中では、最も一般的なタイプです。
全体の材質はプラスチックのため軽量ですが、耐久度が強いところが特徴です。
座面や背面には、複数の板が隙間を空けて並べられていたり、透かし模様があったりと、水はけが良くなるように工夫されています。

ベンチ

横長で背もたれがない椅子のことで、複数人で座れるのが特徴です。
背もたれがないので、前傾姿勢でととのいたい方や、サクっと休憩を取りたい方におすすめです。
壁沿いに設置してある場合は、壁を背もたれ代わりにすることもできます。

インフィニティチェア

インフィニティチェアは“無重力チェア”とも言われており、最近はスーパー銭湯などでも見かけるようになっています。
無段階調整できるリクライニング機能付きで、座り心地の良さが魅力です。
スライダーを搭載したヘッドレストも付いていて、自分の身長に合わせて調整することもできます。

インフィニティチェア

デッキチェア

デッキチェアとは、リクライニング式で横に寝そべって休憩をとれるタイプの椅子です。
縄を編み込んで作られているため通気性が良く、重量もあってどっしりとした安定感の中でととのえます。
ただし、デッキチェアは他の椅子に比べてサイズが大きいので、広くてゆとりのある施設でないとあまり見かけません。

サウナの休憩椅子は「ととのい椅子」とも言われており、上記の他にも施設によって様々なタイプの椅子があります。
サウナでととのうためには休憩時の体勢も重要となるため、休憩スペースの有無だけでなく、どんな椅子が置かれているかもチェックしてみましょう。

プロラボサウナ リクライニングベッド

今回は、サウナにおける休憩の重要性や休憩スペースがない場合の対処法、休憩椅子の種類をご紹介しました。
サウナ施設によっては休憩スペースがなかったり、混雑していて休憩スペースが埋まっていることもありますが、その場合でも休憩は必須です。
必ずしも外気浴でなくても良いため、浴室内や脱衣所など状況に合わせてしっかり休憩をとりましょう。

サウナで人目を気にせずゆっくりと確実に休憩を取りたい方には、個室サウナがおすすめです。
中でも、完全個室プライベートサウナ「ザ・プロラボサウナ」の休憩スペースは、通気性と撥水性に優れた高機能リクライニングベッドを設置しており、サウナの利用中は高濃度水素吸入マシン「スイソニア」も自由に使用できます。

極上のととのい体験をしたい方は、ぜひプロラボサウナを利用してみてください。

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