サウナに入っても汗が出ない場合は要注意!原因と対処法を解説

2023年6月15日

汗 サウナ

サウナに入れば誰でも、自然にたくさんの汗が出るものと思っている方も多いでしょう。
しかし、中にはサウナに入っても汗が出ないという方もいます。
体質によっては汗が出づらい場合もありますが、全く汗が出ないと危険なケースもあります。

今回は、サウナに入っても汗が出ない原因や、その時の注意点と汗を出やすくする方法をご紹介します。
サウナで気持ちよく汗を流したい方は、参考にしてみてください。

サウナで汗が出ない原因

まずは、サウナで汗が出ないことについて考えられる、主な4つの原因をみていきましょう。

水分が不足している

最初に原因として考えられるのは、水分不足です。
そもそも体の中の水分が足りていなければ汗は出ないので、サウナに入る前に十分に水分を摂取することが大切です。

新陳代謝や体温調節機能の衰え

加齢や運動不足などによって筋肉量が減少し、新陳代謝が低下すると血流の流れが悪くなり水分が体内に溜まってしまいます。
その結果、体温が下がり汗も出づらくなります。
また、体温調節機能の衰えも汗が出にくくなる原因です。
加齢よる衰えもありますが、若い人でもリモートワークが多かったり、エアコンの効いた部屋に長時間いたりして汗をかく機会が少ないと、機能が低下していきます。

ストレスや疲労

発汗の調整機能は、自律神経がつかさどっています。
そのため、仕事や家庭、人間関係などによるストレスまたは、疲労の蓄積から自律神経が乱れ、交感神経と副交感神経が正常に働かなくなると、体温調節機能にまで影響を及ぼし、汗が出ない原因になります。

重度の熱中症を発症している

熱中症は、軽度の時には大量の発汗がみられますが、重症化すると脳の奥にある「視床下部」の機能が低下し、汗が止まってしまいます。
気付かないうちに、熱中症が重症化したことによって、汗が出なくなっている可能性もあります。
その場合は、できるだけ早めに医療機関を受診してください。

サウナで汗が出ない時の注意点

サウナで汗が出ないと、場合によっては危険なケースもあります。
もし、サウナに入っても汗が出ないと感じたら以下の点に注意してください。

無理して入り続けない

汗にはいくつかの役割がありますが、最も重要な役割が体温調整です。
気温の高い環境にいたり、運動をしたりすると体の温度が上昇し汗が出ます。

特にサウナは、高温多湿で密閉空間ということもあって、多量の発汗作用があります。
そこで、汗をかくことによって体の表面を水分で覆い、水分が蒸発するとともに体の熱が下がって、体温が必要以上に高くなることを防いでいるのです。

サウナに入り体の体温が上昇しているにも関わらず汗が出ないと、体温を下げることができず、血圧も急上昇し熱中症になる恐れがあります。
汗がなかなか出ないからといって、無理をしてそのまま入り続けるのは危険です。
頭痛やめまい、動悸といった症状を感じたら、ためらわずにすぐサウナから出てください。

急に水風呂に入らない

体温調整ができないまま、水風呂に入ってしまうと急激な温度差による「ヒートショック」状態になります。
ヒートショックは、心臓や脳内の血管に強い負担がかかることから、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす可能性があります。
もし、汗が出ずに体温が下がりにくいと感じても、急に水風呂に入ることは避け、まずは休憩スペースで様子をみましょう。

サウナで汗を出すには?

サウナに入っても汗が出ない人が、汗を出しやすくするにはどうしたら良いのか、その対処法をいくつかご紹介します。

汗 サウナ

水分を十分にとる

1回のサウナで出る汗の量は約300〜400mlといわれていて、3回入ると約1Lの水分を失うことになります。
サウナに入る前と入った後に加え、数セット入る場合はセットの合間にも水分補給するように心掛けてください。
この時、水だけ飲んでいると血中塩分濃度が低下してしまいます。
甘さ控えめのスポーツドリンクなら、ビタミンやミネラルも補えるのでおすすめです。

サウナ前に体をしっかり洗う

サウナに入る前に体を洗うのはマナーとして基本ですが、実は汗を出しやすくする上でも重要な意味があります。
皮脂などの汚れが、皮膚の毛穴に詰まっていると汗が出にくくなってしまいます。
そのため、サウナ前に毛穴の汚れをしっかり落とし清潔にすることが、汗のスムーズな排出につながります。

プロラボサウナ

徐々に体を温める

サウナで汗をしやすくするには、体を徐々に温めるといったことも大切です。
60〜100度もある高温のサウナにいきなり入ると、体が環境に追い付かず、体温調整機能が正常に働きません。

まずは、温かいシャワーを浴びたり湯船につかったりして、少しずつサウナの温度に慣らします。
上の段に行くほど温度が高いサウナの場合は、温度が低い下の段から座り、慣れてきたら上の段に上がっていきましょう。

ストレス解消

汗の量を調節している自律神経のバランスを整えるには、ストレスを軽減することが重要です。
疲れが溜まっていると感じたら、休息や睡眠時間をしっかりとったり、没頭できる趣味やリラックスできる時間を作ったりして、自分なりのストレス解消法を見つけてください。

体質改善

運動やストレッチで筋肉量を増やし、新陳代謝を上げることも効果的です。
また、軽い運動はストレス解消にもなり、自律神経を整えることにもつながります。

ショウガや人参、かぼちゃといった体を温める食べ物をとるのもおすすめです。
腸内環境も、基礎代謝と密接な関りがあるため、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品や食物繊維の多い野菜を取り入れ、腸内環境を整えましょう。

日頃の生活習慣を見直して、体質を改善していくことで汗をかきやすいだけでなく、太りにくく痩せやすい体も目指せます。

ストレッチ

汗は流したいけれど、息苦しさは苦手な人におすすめのサウナ

高温のサウナに入れば、大量に汗が出ると思っている方も多くいるでしょうが、汗の量は人によって異なり、また低温でも発汗作用の高いサウナはあります。
暑さや息苦しさは苦手だけれど、たくさん汗を流したいという方におすすめなのが、完全個室の高級プライベートサウナである「プロラボサウナ」です。

一般的なドライサウナは室温80〜110℃、湿度10%前後と高温で乾燥していて、暑さや息苦しさが苦手な人には向いていないといえます。
フィンランド式サウナも室温70〜90℃、湿度は20〜30%とドライサウナほどではないにしても、やはり高温で湿度も低めです。

POINT

プロラボサウナの大きな特徴である、富士山溶岩を使用した遠赤外線溶岩サウナであれば、室温は65〜70℃で湿度は60〜70%と低温で湿度も適度にあるため、暑さや息苦しさをほとんど感じることなく入れます。

そのため長時間、ゆったりとリラックスして入りつつ、動画やカラオケまで楽しむことができるのです。
さらに、遠赤外線によって体の深部まで熱が伝わりやすいので、ドライ式やフィンランド式などのサウナに比べて発汗までのスピードが速く、より多くの汗を流せます。
汗をかきにくい人でも、プロラボサウナなら大量の発汗作用を感じられるでしょう。

プロラボサウナ 汗

今回は、サウナに入っても汗が出ない原因と、注意点や対処法についてご紹介しました。
サウナで汗を流すことで得られるメリットには、デトックスや快眠効果の他、汗と共に余分な脂が排出されて毛穴がスッキリし、肌荒れを改善させる効果もあります。

たくさんの汗を流すために、まずは十分な水分補給が必須です。
それでも汗が出ない時には、新陳代謝や体温調節機能が衰えている可能性があるので、生活に軽い運動やストレッチを取り入れて、体質改善を試みてはいかがでしょうか?