ロウリュって?セルフとオートの違いを説明します。
2025年8月8日
ロウリュとは、サウナ室内のサウナストーンに水をかけ、発生する蒸気を楽しむ習慣のことです。もともとはフィンランドで親しまれていたスタイルで、水をかけることでサウナ室内の湿度が一時的に増し、独特の熱波を感じることができるのが特徴といえます。
蒸気を帯びた空気が体を包みこむように感じられ、心がほどけていくようなおだやかなひと時を味わえるとして、多くのサウナ愛好家が取り入れています。さらにロウリュの人気が高まるにつれ、「セルフロウリュ」や「オートロウリュ」といった名称が聞かれるようになりました。どちらもサウナの湿度を変化させる方法ですが、やり方や手軽さの面で少しずつ違いがあります。
本記事では、セルフロウリュとオートロウリュの特徴をあわせて解説しながら、うれしいポイントや注意点を幅広くご紹介します。最後には、サウナライフを応援するプロラボのサービスや商品も触れておりますので、ぜひご覧ください。
Contents
セルフロウリュとオートロウリュのしくみ
ロウリュには、大きく分けてセルフロウリュとオートロウリュという2つの手段があります。一見するとどちらもサウナ内で水をかけるという同じ行為のように思えますが、実はいくつかの違いがあります。ここではそれぞれのしくみを簡単に見ていきましょう。
セルフロウリュの具体的な流れ

セルフロウリュは、自分自身の手で水をサウナストーンにかける方法です。必要なタイミングで自分のペースに合わせて行えるので、好きな量やタイミングで湿度を調整できる自由度があります。具体的には以下のようなステップで行います。
- サウナストーンがしっかり温められているのを確認
- お好みのアロマ水、もしくは普通の水を用意
- 少量ずつ柄杓を使ってストーンにかけ、蒸気の広がりを体感
- 熱波が出始めたら、タオルなどで空気の流れを自分の方向へうながす
- 息苦しさを感じたり暑さを強く感じる前にいったん小休止
セルフロウリュのうれしいポイントは、「自分好みに調整しやすい」ことです。どの程度の蒸気量を求めているか、その日の体のコンディションに合わせて決めることができます。ただし、水をかけすぎると湿度が急上昇し、サウナ室が一気に重苦しく感じることもあります。初めて挑戦する場合は少量から始めましょう。
オートロウリュの具体的な流れ

一方のオートロウリュは、自動的に水をストーンへかける仕組みがあらかじめ設定されているサウナで行われるスタイルです。特定の時間間隔や湿度の状態に応じて装置が作動するため、利用者は座って待っているだけで蒸気の波を楽しめます。一般的には以下のような手順で進みます。
- サウナ室へ入り、決められた場所に腰かける
- タイマーやセンサーの設定により、一定の時間や湿度になったら自動で水がかかる
- 蒸気がふわっと広がり、心地よい熱波が押し寄せるのを楽しむ
- サイクルが落ち着くと再び通常のサウナ温度に戻る
オートロウリュの利点は「手間がかからない」ことです。自分で操作しなくても、サウナ施設が最適なタイミングを計算して、一定のリズムで湿度の変化がやってきます。慣れない方や、頻繁に立ち上がったり作業をするのが難しい方にも取り入れやすいといえます。
ロウリュのうれしいポイントと注意点

ここでは、ロウリュによる嬉しいポイントと、押さえておきたい注意点についてお話しします。
まず、ロウリュを行うことでサウナ室の湿度が一時的に上がり、体があたたまる感覚が強くなります。汗が出やすくなるため、肌表面が柔らかく感じられたり、全身のリフレッシュ感を味わえたりします。アロマオイルを混ぜたロウリュ水を使うと、素敵な香りを同時に楽しめ、心の切り替えにつながりやすいでしょう。
また、ロウリュを行うタイミングが多すぎると、息苦しさを感じることもあります。しっかりと休憩や水分補給をはさんで、無理なく楽しむよう心がけましょう。
ロウリュの実践方法とベストプラクティス

日々のサウナライフにロウリュを取り入れたい方に向けて、実践上のベストプラクティスをまとめました。今後トライされる際の参考にしてみてください。
- 温度チェック
ロウリュをする際には、あらかじめサウナストーンが十分に熱せられているかを確認しましょう。多くの施設ではサウナ温度が90度~100度前後に保たれていますが、熱いところほど蒸気の量も多くなります。施設側の注意書きをよく読み、適切なタイミングで行ってください。 - 水の量を少しずつ
一度に大量の水をかけると湿度が急上昇して、息苦しさを感じる可能性が高まります。特に初めての方は、水は少なめに、複数回に分けてかけるのがおすすめです。アロマを混ぜる場合も同様に、量を調整して使うとよいでしょう。 - サウナポジションを意識
ロウリュを行うと、上段の席やストーン付近はさらに熱さが増す場合があります。慣れていないときは中段や下段にいるのがおすすめです。熱さをしっかり感じたい場合は、上段に移動してみましょう。 - インターバルを大切に
ロウリュで体を温めたあとは、水風呂や外気浴などで熱さをクールダウンするサイクルがおすすめ。休憩スペースで体と心を落ち着かせ、ゆっくり水分を補給してください。しっかりと呼吸を整え、次のロウリュに備えましょう。
このように小さなポイントを意識するだけで、ロウリュのひと時がぐっと充実感のあるものになります。セルフロウリュでもオートロウリュでも、無理なく自分に合ったペースで活用してみてください。
ロウリュの最新事情

近年のサウナブームとともに、ロウリュのスタイルも多様化しています。オートロウリュの装置がますます進化し、センサーを活用して室内状況を細やかに察知しながら蒸気を発生させたり、スチームの強弱を自動制御したりする仕組みが広がっています。さらに、アロマオイルやハーブウォーターを組み合わせるサウナも増え、好みの香りを選んで楽しめるようになったのも魅力です。
また、ロウリュの刺激と冷たい水風呂などを交互に行う「温冷交代浴」が注目されており、心身のリフレッシュにつなげる習慣として人気が高まっています。自分でセルフロウリュをする際には、アロマウォーターを自分の好みに応じて選べるのも楽しみの一つ。オートロウリュを中心とした施設では、定期的に香りを切り替えるケースもあり、利用者が毎回違う雰囲気を味わえるところもあります。
ロウリュと健康を考える視点

サウナ全般にいえることですが、温かい空気とほどよい湿度によって身体をじんわりと温めることができるのがうれしいポイントのひとつです。ロウリュは特に短期間での発汗を促しやすい体感が得られるので、別の言い方をすれば「一気に汗をかきたい方」に選ばれている印象もあります。
ただし、体の調子には個人差があり、急激な温度変化や汗の出方が負担になりやすい方もいらっしゃるでしょう。ロウリュを積極的に取り入れる際には以下の点に留意してください。
- こまめな水分補給を心がける
- 自分の体調を観察し、慣れないうちは時間を短めに設定する
- 呼吸が苦しくならない、心地よいと感じられる範囲で行う
こうした点を守りながら、気持ちよい環境を保って楽しめるよう、無理のないスタイルでロウリュを取り入れていけるとよいですね。
ロウリュで活用したいアロマと香りの魅力

ロウリュと相性がいいとされるのが、さわやかに感じられるアロマウォーターなどです。たとえば、ラベンダーやユーカリなどは比較的人気が高く、浴室空間にやわらかな香りを広げてくれます。蒸気とともに香りが立ち上がると、さらに深くリラックス気分を味わいやすいでしょう。
市販されているアロマ水を活用するほか、施設によっては独自のハーブ水を試せるところもあるため、興味がある方はスタッフに尋ねてみるのもよいかもしれません。また、セルフロウリュの場合は自分でアロマ水を調合する楽しみ方も。好みの香りを追求してみたい人には大きな魅力といえます。
プロラボからのおすすめ~サウナライフをもっと楽しむために~

ロウリュを取り入れたサウナ習慣は、毎日の暮らしに彩りを添えてくれます。しかし、サウナ後のコンディション維持や日々のバランスある生活への気配りも大切です。そこで、プロラボでは、日常のビューティー&ウェルネス習慣をトータルでサポートする商品やサービスを展開しています。
ロウリュで心ひかれる心地よい時間を満喫しつつ、日常の食生活やセルフケア習慣も見直してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
ロウリュは、サウナ空間に蒸気をプラスして短時間で温熱を全身に感じやすくする楽しみ方です。セルフロウリュでは自身のペースで、オートロウリュでは自動制御で、それぞれ気持ちよいひと時を味わえます。
- 自由度が高いのはセルフロウリュ
- 手間が少ないのはオートロウリュ
- 香りを加えていっそう楽しむことも可能
- 水分補給と休憩をこまめに取りながら行うのがおすすめ
ロウリュを上手に取りいれることで、サウナ習慣をいっそう楽しむきっかけになります。ぜひプロラボの各種サービスや商品もチェックして、ビューティー&ウェルネスを意識した毎日を目指してみてくださいね。


