ウェルネスブームで注目を集めるサウナ。サウナがもたらす驚きの効果とは

2023年11月8日

ウェルネス サウナ

近年、医療だけでなくスポーツや美容、観光など、様々な分野で「ウェルネス」という言葉が用いられるようになりました。
そんなウェルネストレンドの中でも現在、世界的な注目を集めているのがサウナです。

今回は、そもそもウェルネスとは何か、サウナとウェルネスの関係、期待できる効果などを解説していきます。
心身の健康を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ウェルネスとは?

ウェルネスという言葉は聞いたことがあっても、何を意味しているのかよく分からないという方もいるでしょう。
そこで、そもそもウェルネスとは何かを解説していきます。

ウェルネスの意味

ウェルネスとは、1960年代にアメリカで提唱された「人生をよりよく生きるための生活態度」を指します。
提唱者のハルバート・ダン博士が「輝くように生き生きしている状態」と表現したことから始まり、そこから世界中の研究者による様々な解釈や、その時の社会情勢、人種、性別、宗教などによってウェルネスの概要は変化し続けてきました。

そして現在、ウェルネスの定義として提唱されているのが「肉体的にも精神的にも健康な状態」です。
世界保健機関(WHO)でも、「健康」とは単に病気がない状態をいうのではなく、「肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であること」と定義しています。

今後、日本で増々進行していく高齢化社会において、身心ともに健康で生き生きとした生活を送るための目的または手段として、ウェルネスが注目されているのです。

ウェルネス

ウェルネスと関係の深いウェルビーイングについて

ウェルネスに深く関連する言葉に「ウェルネスビーイング(Well-being)」という言葉があります。
直訳すると「よく在る」になり、心身ともに満たされた状態を指すため、一見するとウェルネスと同じように思われます。

しかし、ウェルビーイングは、ウェルネスをさらに広げた言葉で、「身体的にも精神的にも社会的にも全て良好で満たされた状態」を示す概念です。
また、「being」が付いていることから、健康で幸福な状態が一時的なものではなく、継続的なものであることを表現しているとも言えます。

ウェルネスブームで注目を集めるサウナ

近年、ウェルネスに対する関心が高まる中で、世界中の注目を集めているのがサウナです。
ここからは、サウナとウェルネスの関係について詳しくみていきましょう。

ウェルネスでサウナが注目されている理由

ウェルネスにサウナが有効だとして注目されるようになったのは、2017年に世界的なウェルネスの研究機関である「グローバル・ウェルネス・インスティテュート(GWI)」が、フィンランド・サウナを世界最高のウェルネス・トレンドに位置付けたことがきっかけです。
それ以来、サウナの注目度は持続しており、最近のトレンドレポートでも上位にランクインしています。

人々のウェルネスへの関心の高まりと、日々の過労やストレスを乗り越える必要性が、昨今の世界的なサウナブームにつながったと言っても過言ではありません。
さらに、そのサウナブームに拍車をかけているのが、医学的研究の分野から相次ぐサウナによる健康効果の報告です。

ウェルネスに有効なサウナの効果

サウナがもたらす効果の中でも、特にウェルネスに重要な3つの効果をご紹介します。

健康増進効果

サウナの健康効果に関しては、1950年代より様々な研究が行われてきており、最新では血圧や心臓、脳への効果を期待するデータが発表されています。

例えば、2015年の研究によるとサウナに週4〜7回入る男性は、週1回の人と比べて心臓病や脳卒中のリスクが、60%以上も低いという結果が報告されています。
サウナの熱で血管が拡張すると、一時的に血流が下がることから、高血圧を原因とする心血管疾患のリスクが軽減するとみられているのです。

リラックス効果

現代人特有のストレス要因として挙げられるのが、スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器に長時間触れることによるものです。
しかし、サウナ浴をする際は、基本的にデジタル機器を持ち込むことはできません。
そのため、サウナには一時的にデジタルデトックスを促して、休息の時間を与えてくれる効果があります。

様々なリラックス方法の中でも、サウナは、外界からの情報を完全に遮断でき、熱によって体の血行も促進されるので、心身共にストレスから解放される究極のリラックス方法といえます。

幸福感をアップさせる効果

サウナに入ると、体温調節のメカニズムにおいて、「幸福ホルモン」といわれるセロトニンが活発になると科学的に言われています。
また、水風呂に入ることで幸福感をもたらす「B-エンドルフィン」の分泌が促されるという研究もあります。

サウナ大国であるフィンランドでは、国連が発表する「世界幸福度報告」において、2023年まで6年連続1位に輝いています。
サウナとの因果関係を証明した研究はありませんが、フィンランド人がサウナに入る大きな理由が「サウナの熱だけに集中し、他のすべての物事を忘れる体験」ができることにあるようです。

ウェルネスにサウナを取り入れる際のポイント

体を健康に導く手段としてサウナは非常に有効ですが、利用方法を間違ってしまうと反対に健康を損ねてしまう可能性があります。
サウナの正しい入り方や利用頻度、入るタイミングをしっかり理解しておきましょう。

入浴時間とセット数

一般的なサウナの入り方は、サウナ・水風呂・外気浴を1セットとして、これを3回程度繰り返します。
また、入浴時間はサウナが6〜12分、水風呂は2分が目安とされています。

しかし、入浴時間やセット数に絶対というものはなく、大切なのは適度な刺激と休憩で気持ちいいと感じることです。
その感覚は、サウナの種類や体質、その時の体調によって異なるため、自分が気持ちいいと感じる範囲で楽しんでください。
我慢や無理をすると、心身にストレスがかかり、かえって健康面でマイナスになってしまいます。

利用頻度

サウナが健康に良いからといって、たくさん入ればいいというものではありません。
サウナの適正な利用頻度として、公益社団法人日本サウナ・スパ協会が推奨しているのは週2回です。

高温のサウナ室に入った後、水風呂で一気に体を冷やすことを繰り返す行為は、体に大きな負担がかかります。
毎日サウナを利用すると交感神経が過剰に刺激されて、サウナのことばかり考えたり、サウナに行かないとイライラしたりする「サウナ依存症」になってしまう危険性もあります。

POINT

必要以上に利用してもサウナの効果が増すわけではないので、正しい頻度を守ってサウナを楽しむことが大切です。

タイミング

サウナに入るタイミングは、自律神経の優位が切り替わる朝と夕方が良いとされています。
朝に入った場合は、硬直した筋肉がほぐれると共にすっきりと目が覚めて、体を活動モードに切り替えることができます。
ただし、長く入りすぎると日中に眠くなるなどして、仕事のパフォーマンスが低下してしまうため、朝のサウナは短時間で済ませるのがポイントです。

夕方に入った場合は、1日の疲労やストレスを癒せる上に、快眠効果も期待できるため、翌日のパフォーマンス向上にもつながります。
朝よりもゆっくり入るのがおすすめです。

ウェルネスとは、心身ともに健康で生き生きとした毎日を送るためのプロセスを表す概念です。
ウェルネスには様々な手段がありますが、中でもサウナは血行促進による肉体的な健康維持・増進効果と同時に、リラックスしたり幸福感が増したりなど、精神的な健康効果も得られるため、非常に効率的な手段といえるでしょう。

ただし、サウナの適切な入り方や利用頻度を守らないと、返って健康を損ねてしまう恐れがあります。
大切なのは、無理や我慢をせず、自分が気持ちいいと感じる範囲で楽しむことです。

プロラボサウナの遠赤外線によるマグマサウナは、一般的な高温サウナのような息苦しさがなく、皮膚への刺激や体の負担も少ないため、我慢や無理をすることなくゆったりと入れます。
心身の健康を目指す方は、ぜひプロラボサウナを利用してみてはいかがでしょうか?