腸内環境を整えるための正しいサウナの入り方
2023年7月26日
サウナ好きの方の中には、腸内環境を改善するためにサウナに入る方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、サウナに入って腸内環境を整えたいのであれば、正しい入り方をしなければなりません。
間違った入り方をしてしまうと、かえって悪化してしまう可能性があるからです。
この記事では、「腸内環境を整えるための正しいサウナの入り方」と「サウナに入るとなぜ腸内環境が良くなるのか」を解説していきます。
サウナに入って腸内環境を改善したい人は、参考に読んでみてください。
Contents
サウナに入ると腸内環境が整うのはなぜ?
まず始めに、サウナに入ると腸内環境が整う理由から詳しく紹介していきます。
自律神経が整い腸内環境が正常に働くから
1つ目の理由は、自律神経が整って腸内環境が正常に働くからです。
自律神経が乱れていると、腸内環境が正常に働きません。
便秘や下痢といった症状を引き起こしてしまいます。
しかし、「サウナ室に入って水風呂に入る・外気浴をする」この工程を繰り返すと、乱れた自律神経を整えることが可能です。
腸内環境が正常に働くようになるのです。
この一連の流れを1度行っただけでは、大した効果は得られません。
3回繰り返すことで自律神経が整いやすくなります。
また、サウナに通う頻度を増やすことも有効なので、定期的に通うのも良いでしょう。
このように、自律神経のバランスと腸内環境の働きが良くなることで、便秘や下痢をしにくくなるのです。
体温が高くなり血行が良くなるから
2つ目の理由は、体温が高くなり血行が良くなるからです。
サウナの温度は、80℃〜100℃に設定されていることが多いです。
サウナに入ることで、体の芯から温まります。
そして、血行が良くなり筋肉や腸内環境の働きが高まります。
お風呂に入って温まるよりも、その効果は2倍です。
腸内環境の働きが活性化されることにより、便秘や下痢が解消されます。
筋肉がほぐれてストレスが解消されるから
3つ目の理由は、筋肉がほぐれてストレスが解消されるからです。
サウナに入ると、筋肉の緊張がほぐれます。
筋肉がほぐれることでストレスが軽減され、便秘を解消できる場合があります。
なぜなら、便秘の原因にはストレスによるものがあるからです。
そのため、ストレスが原因で便秘の場合は、サウナでストレス解消することで解消されるかもしれません。
腸内環境を整えるための正しいサウナの入り方
腸内環境を整えたいのであれば、正しくサウナに入ることも大切です。
どのようにして入浴すれば良いのでしょうか?
入浴時間に気を付ける
サウナは、温度によって適切な入浴時間が異なります。
一方、100℃のサウナの場合には連続で入るのは5分以内が望ましいです。
入浴しすぎてしまうと、水分不足から便秘が悪化してしまうこともあります。
温度に合わせて入浴時間に気を付けて入ってみてください。
また、サウナの後にいきなり水風呂に入るのは心臓に負荷がかかるため注意しなければなりません。
サウナ室から出たあとは、シャワーもしくはかけ水をして汗を流してから水風呂に入りましょう。
水風呂に入る時間は、短くてもOKです。
外気浴を取り入れる
水風呂をした後は、お待ちかねの外気浴です。
イスやベンチに座って体の力を抜くことで、「ととのう」状態に入ることができます。
10分程度外気浴をすることで、自律神経のバランスが整ったりストレスが解消されたりします。
水分補給を忘れない
サウナでは、サウナ室に入って水風呂・外気浴という流れを3セット程繰り返します。
その際に忘れてはならないのが、水分補給です。
体の水分が不足した状態となっているため、利尿作用がある飲み物を避けて水分補給をする必要があります。
カフェインレスの飲み物や、スポーツドリンク、経口補水液などが望ましいです。
サウナに入る前後のタイミングで水分補給をすると、腸内環境の働きの邪魔になりません。
健康的にサウナに入ることも大切
サウナに入る時は、腸内環境の働きが良くなる入り方に注目するだけでなく健康的にサウナに入ることも大切です。
健康的にサウナに入るための方法をいくつか紹介します。
自分の気持ちや感覚・体調に素直に
「サウナに10分入る」「〇〇分になったらサウナから出る」と時間を決めて入浴する人は少なくありません。
サウナを利用している人の中には、時間や回数をあらかじめ決めてサウナに入る人はむしろ多いです。
しかし、そうした制限は危険なサウナの入り方です。
「もう出たい」「無理かも」と思った時には、少ししかサウナや水風呂に入っていなくても出ましょう。
自分の気持ちや感覚・体調に素直になりましょう。
我慢大会のようなサウナの入り方は大変危険なのでしないようにしてください。
無理して水風呂に入る必要はない
「ととのう」ために、無理して水風呂に入る人がいます。
しかし、冷たい水風呂が苦手な人もいることでしょう。
水風呂が苦手な場合には、水シャワーで済ませても効果があります。
水風呂が苦手な方は水シャワーで代用することも考えてみてください。
ヒートショックに気を付ける
ヒートショックは、寒い脱衣所から温かいお風呂に入る時などの急激な温度の変化によって起こるものです。
心臓がバクバクして具合が悪くなって救急車で運ばれる人は少なくありません。
サウナにおいても、ヒートショックは起こり得ます。
サウナから水風呂に入る際、水風呂から外気浴をする際の2つのタイミングに注意が必要です。
また、水風呂から外気浴をする際には早めにイスやベンチに座って立ちくらみしないように気を付けましょう。
飲酒は危険なので避ける
サウナの前後にアルコールを摂取するのは危険です。
お酒には利尿作用があるため、脱水症状になりやすくなってしまうからです。
つまり、お酒で水分補給をしても水分が足りてない状態になってしまうので意味がありません。
サウナ後にどうしても飲酒したい場合は、セットが終わって水分補給をして30分経ってから飲酒するのが望ましいです。
直前の食事は避ける
サウナに入って体が温まると、皮膚の血液の量が増える代わりに胃腸などの消化器官の血液の量が減ります。
そのため、サウナに入る前に食事をすると消化不良になってしまいます。
サウナに入る前には、食事をしないことをおすすめします。
どうしても食事をしたい場合には、消化が早いた食べ物を選んでください。
持病がある人は医師へ相談する
心臓病を患っている人や血圧が高い人などは、サウナに入ること自体リスキーです。
どうしてもサウナに入りたい場合には、医師へ必ず相談をしてから入るようにしましょう。
サウナに入浴することで、疲労回復効果・美肌効果・デトックス効果・ストレス軽減効果を得られます。
自律神経が整うことや血行が良くなることで、腸内環境の働きが良くなり、便秘や下痢を解消してくれます。
サウナにはストレス軽減効果もあるため、ストレス起因の便秘の場合にも効果的です。
より腸内環境が整うような入り方をすることで、効果が高まります。
健康的にサウナに入る方法と併せて参考にしながら、サウナに入ってみてください。