自分に合ったサウナの温度を知る!サウナの種類別温度による健康効果の違い

2024年1月18日

サウナ 温度

サウナの温度は、種類によって40℃程度から100℃を超えるものまで幅広く存在し、また座る位置によっても体感温度が異なります。
何度のサウナが良いのかは、その人の好みや目的によって異なるのは大前提として、健康効果が最も期待できるサウナの温度は何度なのか気になる方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、サウナの種類や位置ごとの温度と効果から、健康効果が最も期待できるサウナの温度まで解説していきます。
サウナの温度に関する理解を深め、体のメンテナンスに役立てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

サウナの種類別温度

サウナは、温度や湿度によって種類が区別されており、特徴や効果も大きく異なります。
そこでまずは、各サウナの温度や特徴、効果をご紹介します。

ドライサウナ:80〜100℃

サウナの中でも、数多くの温浴施設に設置されているサウナドライサウナは、サウナストーブやサウナストーンを使って温めるのが特徴です。
温度は、80〜100℃と他のサウナよりも高温で、湿度は10%程度であることから、高温低湿サウナとも呼ばれています。
体に直接、ジリジリとした熱を感じたい方におすすめです。

汗をたくさんかいてもすぐに蒸発するため、べたつきなどの不快感が少ないというメリットもあります。
短時間で全身の血行が促進されることから、肩こりや腰痛などの肉体疲労を回復する効果が期待できます。

ドライサウナ

フィンランド式サウナ:80〜90℃

フィンサンド式サウナは、サウナの本場であるフィンランド発祥のサウナです。
温度は、80〜90℃とドライサウナ同等の高温ですが、湿度は20〜30%程度とやや多湿です。

サウナストーンにアロマ水をかけ、一気に蒸気を発生させられるロウリュが可能な施設であれば、より体感温度が上がりやすく発汗を促せます。
体の芯から温まり、血行が促進することで免疫力や代謝のアップが期待できます。

フィンランド式サウナ

遠赤外線サウナ:65〜70℃

遠赤外線サウナは、電磁波の一種である遠赤外線を利用して温めるサウナです。
温度は65〜70℃とドライサウナよりは低温で、湿度は35〜50%程度のため初心者にも比較的過ごしやすい環境といえます。

POINT

遠赤外線の中でも特に健康に効果をもたらすとされているのが「育成光線」と呼ばれるもので、熱が体の深部まで伝わりやすいとされています。

体をじんわりと温めてくれるので、血行促進、代謝アップの他、冷え性改善やデトックスにもつながります。

遠赤外線サウナ

ミストサウナ:40〜60℃

ミストサウナは、霧状にしたお湯を室内に噴霧して温めるサウナです。
温度は40〜60℃程度の低温で、湿度はほぼ100%のため、高い保湿効果があることが特徴です。

室内の温かさと蒸気が合わさって毛穴が開きやすくなり、汗と共に老廃物や皮脂などの汚れが排出されやすくなることから美肌効果が見込めます。
また、ミストにアロマや薬草を混ぜているサウナでは、リラックス効果や安眠効果も期待できます。

ミストサウナをテーマにした研究によると、入浴中の血圧変動が全身浴よりも小さいことが分かっています。
サウナ初心者や、体への負担を抑えたい方におすすめのサウナと言えるでしょう。

ミストサウナ

スチームサウナ:40〜50℃

スチームサウナは、水を沸騰させた蒸気を室内に充満させて温めるサウナです。
温度は40〜50℃程度、湿度は80〜100%となっており、低温多湿サウナに分類されます。

息苦しさや暑苦しさが少なく、皮膚や髪の毛の乾燥も気にならないため、長時間入浴することが可能です。
また、リラックス効果や美肌効果、免疫力の向上に加え、代謝アップによって太りにくい体づくりが目指せます。

スチームサウナ

座る場所によって体感温度が異なる

同じサウナ室でも座る場所によって20℃近く体感温度に差が出ることがあり、一般的に上段は温度が高く、下段は温度が低くなっています。
当然、ヒーターなどの熱源に近い位置も高温です。
また、扉の開け閉めによる影響から、扉に近い場所は温度が低く、扉から遠い場所は温度が高いです。

ここでは、同じサウナ室でも座る位置によって温度差が出る理由や、初心者におすすめの位置をご紹介します。

同じサウナ室で温度に差が出る理由

同じサウナ室でも場所によって20℃以上の差が出るのは、空気の密度が影響しています。
通常、空気を冷やすと密度が大きくなって重くなるため、冷たい空気は下の方に溜まります。

一方で、空気を暖めると密度が小さくなって軽くなるため、暖かい空気は上の方に溜まります。
これによって、サウナ室の上段と下段で温度差が生じるのです。

初心者には扉に近い下段がおすすめ

サウナ初心者の場合は、いきなり高温の位置から座るのではなく、できるだけ低温の位置からスタートして、徐々に熱さに慣れていくようにしましょう。
具体的には、扉に近い下段に座ると良いです。
この位置は、初心者だけでなくじっくりと時間をかけて汗をかきたい方にもピッタリです。

反対に、サウナ上級者や一気に汗をかきたい方には、扉から離れた上段が最適ですが、かなり高温になっているのでくれぐれも無理は禁物です。

健康に良いサウナの温度は?

何度のサウナが一番良いかは、その人の好みや目的によっても変わりますが、健康効果を高めるのに最も適した温度は60〜90℃といわれています。
通常、脳や臓器といった体内部の温度である深部体温は、37℃前後に保たれており、深部体温が38℃を超えると組織を修復するたんぱく質の働きが活発になります。

その結果、様々なストレスから細胞を保護する効果が期待できるのです。
つまり、深部体温が38℃に達しやすいサウナが、健康に良いサウナと言えるでしょう。

ただし、ここで気を付けたいのが、高温のサウナほど深部体温が早く上がるというわけではないことです。
一般的な予想とは反対に世界的な研究では、比較的低温かつ湿度が高いサウナの方が、早く深部体温が上がりやすいという結果も報告されています。
これらを踏まえると、深部体温をすみやかに上げて体のメンテナンスを行うなら、65〜70℃の遠赤外線サウナがおすすめということになります。

心地よい温度で高い健康効果を求めるなら「ザ・プロラボサウナ」

上記でも紹介したように、遠赤外線サウナは初心者でも入りやすい温度でありながら、他のサウナよりも短時間で深部体温を上げられます。
また、体に直接熱が届けられるため、サウナ室の扉の開閉があっても、すぐに体が冷えることはないというメリットもあります。
そのため、暑苦しさや息苦しさは苦手なだけど、サウナによる免疫や代謝のアップ、冷え性の改善、デトックス効果などを求める方にはピッタリのサウナです。

中でも、会員制の完全個室プライベートサウナであるザ・プロラボサウナでは、他の施設とはひと味違う「マイナスイオン遠赤外溶岩サウナ」を楽しむことができます。

プライベートサウナ プロラボサウナ

国際技術取得の富士山天然溶岩プレートを使用した独自の温め技術で、温熱が速やかに深部まで届くので、スピーディーな発汗を実感できます。
セルフロウリュにも対応しており、温度や水蒸気の量も自分好みに調節可能です。
さらに、サウナ室内でカラオケやNetflixまで楽しめるプロラボサウナは、数ある遠赤外線サウナ施設の中でも稀有な存在と言えるでしょう。

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今回は、サウナの温度に関する知識をご紹介しました。
基本的には、自分の好みや目的に合った温度のサウナを選ぶのが一番ですが、人によってはいきなりドライサウナのような高温のサウナに入ると体調を崩す恐れもあります。

また、温度が高いからといって体の深部まで温まるのが早いというわけではありません。体への負担を抑えて短時間で効率よく体の深部まで温めたい方は、遠赤外線サウナを試してみてはいかがでしょうか?